CGA総合機能評価シートシステム(iPad対応)

導入クライアント : 国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターopen_in_new 様

iPadを活用した問診システム。各病棟の医師や看護職員が、富士通社電子カルテ及びSS-MIX(標準化ストレージ)の情報と連携させた患者様のCGAデータを、iPad上に表示閲覧させることが可能です。また、iPadで行う問診のデータを追加・同期できます。FileMaker GoとiPadならではのマルチタッチを活かした問診項目が採用されました。

CGA総合機能評価シートシステム構成図

CGA( Comprehensive Geriatric Assessment / 高齢者総合的機能評価 )とは、認知症診断の評価方法です。その調査項目は、200以上(20枚の紙を使用)と膨大です。導入前、心理士がインタビューをしながら、内容を筆記し、その後、学術データとして活用する為、EXCELに入力、集計を行うという、非常に煩雑な作業を行っていました。本システムは、インタビューをしながら、iPadでデータ収集しますので、入力作業時間を無くし、入力ミスも防ぐことができます。なお、この仕組みを応用すれば、在宅現場での利用も可能です。

電子カルテからFileMakerサーバを介しCGAデータを作成

CGA総合機能評価システム画像01

電子カルテのランチャーからFileMakerポータルを起動、FileMakerポータルから、該当の患者様のIDを元にCGAレコードが新規作成されます。左記は、PC用画面です。

【運用フロー】

  • 1)患者様データをサーバからiPadにダウンロード
  • 2)iPadで問診データを入力
  • 3)入力済みデータをサーバにアップロード

患者様データをサーバからiPadにダウンロード

CGA総合機能評価システム画像02

LANシートを介して、iPadを院内ネットワークに接続し、CGA一覧画面から、患者様のデータをFileMakerポータルにダウンロードします。入力中の患者様データには、「iPad編集中」と表示されます。

※LANシートは無線(Wi-Fi)の届く範囲を制限する(半径5m程度)事により、広範囲に届かない為、通常のパスワード制限に加え、セキュリティの高い運用環境を構築できます。

患者様にインタビューを行いながらiPadで問診データを入力

CGA総合機能評価システム

【 iPad問診例 1 】

問診の中には、質問から回答までの時間を測定するものもあります。従来の時計などの計測から、FileMakerの機能で、時間を測定させています。

CGA総合機能評価システム画像03

【 iPad問診例 2 】

左の画面は「あなたの健康状態はどのレベルだと思いますか?」という質問です。レベルゲージの任意の位置をタッチするとゲージに色がつきます。

尺度や評価の入力を簡単に行えます。

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